月別アーカイブ: 2018年8月

梅乃宿酒造☆酒蔵訪問 その②

蔵を案内して頂く前に、立派な会議室?勉強部屋?のある梅乃宿本舗でお話をお伺いしました。

①まずは【精米】のお話を!!!
精米歩合35%にしようとしたら、100時間かかるそうで、手間のかかる工程ですが、業者に委託せず、四代目の時より全量自社精米のこだわり。

その後、清酒蔵に移動。

②【洗米・浸積】   磨いたお米を洗って、水を吸わせる作業。米クリーン(ウッドソン)で。お米に水を吸わせると心白の部分が黒くなり、それを「目玉」と言うそうなのですが、これを見て吸水歩合が判断されるそうです。

めっちゃわかりにくいですが、米クリーン。

③【蒸米】の工程

蒸しあがったお米を冷ますベルトコンベヤーの放冷機。純米大吟醸などは自然放冷もあるそう。

④【麹  】 蒸米に麹菌を植えて「麹」を作ります。

麹室は2008年に新しくしはりました。素材は秋田杉。そして日東工業さんでした!!!

階段めっちゃ急。降りるのは、恐る恐るでした。

⑤【酒母】梅乃宿酒造さんでは、「生もと」「山廃」「速醸」の3種の技法を使って酒母を造り分けています。8割が「速醸」で残りが「生もと」「山廃」だそうです。「生もと」用の部屋?みたいなのは、あるのかぁ、、、確認不足です。

⑥【仕込】

ほとんどが温度管理出来るサーマルタンク。上二つの写真が階段をあがった所。

⑦【上槽】籔田式と槽(ふね)の二種類がありました。

籔田式は二台とも温度管理(1度でした!!)のされた部屋の中に入ってました!!

槽ではプレミアムな「袋吊り」「袋しぼり」といった方法の搾り方を。

 

梅乃宿酒造さんは現在1500石の造り。旨いこときゅとまとまってて、敷地事態は昔から変わらずだそうです。リキュールを合わせて2000石との事。

 

つづく☆

 

一献うるうる 〒600‐8401

京都市下京区東洞院松原東ル燈籠町601‐1

電話番号0753520680

 

 

 

 

 

 

 

梅乃宿酒造☆酒蔵訪問 その①

先日、奈良県葛城市にある梅乃宿酒造さんに酒蔵訪問に行って来ました。

とっても天気の良い日。

最寄り駅は近鉄御所線の近鉄新庄。

菩提寺正暦寺には「日本清酒発祥之地」の碑があり、歴史深い奈良で、明治26年(1893)に創業。

梅乃宿酒造さんと言えば、私は日本酒より先にリキュールを知った気がします。あの果肉たっぷりの『あらごしみかん』に出会った時の驚きと言ったら、、、、つぶつぶオレンジやんと。このリキュール系は好きな方、めっちゃ多いと思う。

酒蔵訪問をお願いした所、資料を送って来て頂いたり、当日には私たちのウェルカムボードを作って下さったりと細やかな心配りが嬉しい。

 

立派な玄関。

「梅乃宿」の名前の由来となった樹齢約300年の梅の木。この木に鴬が飛んで来て、さえずりを楽しませてくれることから「梅乃宿」と。現在の会長宅のお庭にあります。

今回の酒蔵訪問は営業統括部 主任 横田和士さんに蔵を案内して頂きました。

つづく☆

一献うるうる 〒600‐8401
京都市下京区東洞院松原東ル燈籠町601‐1
電話番号 0753520680

Create a new one tradition☆

京都市伏見 松本酒造さん「澤屋まつもと 守破離」
グイグイ来ているまつもと!!

程よいガス感と上品は香り。フレッシュな口当りと心地良い苦渋感。スカッとしてて安定の美味しさ。

守破離……茶道や武道の言葉。
昔から受け継がれている物事を学ぶ時の姿勢。

守……師匠の教えを学び 確実に身につける
破……独自で研究する
離……オリジナルを編み出す

いきなり自己流でやろうとしても、うまく行くはずもなく、基礎は忠実に学ぶ事は大事ですよね。基礎がしっかりあるから新しものも造り出せるのだろうなぁと。

そんな素敵な言葉のついたお酒「澤やまつもと 守破離」

ちなみに松本酒造さんのHPは英語です。斬新だ!!!!新しい。でも私はもちろん読めなかった、、、、笑

 

 

一献うるうる 〒600‐8401
京都市下京区東洞院松原東ル燈籠町601‐1
電話番号 0753520680
【8月のお休み☆】19日(日)・20日(月)・26日(日)

日本酒の辛口☆

日本酒の辛口って????
お客様とお話していて、「めっちゃ辛い日本酒持って来て!!!」と。
めっちゃ辛い、、、、難しいなぁといつも悩みます。
めっちゃ辛いは、どこ判断やねんと。
日本酒度を物差しにして、最終的にお出しするのですが、、、、カレーを食べて感じる「辛口」「甘口」と同じような事を想像しちったとしても、同じ表現やのに、日本酒は全然違うんですよね。

日本酒は糖が多く含まれるものは「甘口」少ないものが「辛口」

なんで、「辛口」の日本酒に「辛い」と感じる成分が含まれている訳ではなく、「甘口ではない」と言う事なんですよね。やのに、カレーと同じ「辛口」「甘口」って表現本当にわかりにくいなぁと思う。

「辛口」「甘口」と言う分類だけじゃなく、楽しくもう少しわかりやすく味なり、お酒のイメージをお伝え出来ればなぁと。

今日のお酒は、日本酒度上、スーパー辛口な子。
秋田県 刈穂酒造さんの「刈穂 超弩級 気迫の辛口+25」山廃純米生原酒
日本酒度で+6以上は、大辛口とされますが、そこから考えたら、、、、圧倒的やな。名前もパンチきいとる。

辛口の日本酒を造り出すには、仕込み水も重要。軟水の多い秋田では、珍しい中硬水を使用。酵母も選抜されたアルコール耐性の強い強靭ものを。
スペシャルな辛口である事は、間違いないけど、数字はやっぱり目安やし、飲んだ方が最終的にどう感じるか、そこが日本酒の面白い所なんじゃないかぁと。

とは言え、このお酒、「限定中の限定」なんで、是非飲んで見て下さい。

 

 

一献うるうる 〒600‐8401
京都市下京区東洞院松原東ル燈籠町601‐1
電話番号 0753520680
【8月のお休み☆】19日(日)・20日(月)・26日(日)