日別アーカイブ: 2021年3月18日

光栄菊☆一献うるうるの日本酒

3月後半の一献うるうるのお休み
【23日(火)・28日(日)・29日(月)】とさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。

❮光栄菊❯
今、一番ブレークされている蔵と言っても過言ではない。
佐賀県小城市三日月町で、日本酒を醸造されています。

物語性がとてもある蔵で、2006年に廃業して姿を消していた「光栄菊」の2019年の復活蔵。
ただ、復活と言えどもさらり復活ではなく、とても日曜劇場のようなドラマチックな展開。
そこに、愛知県藤市酒造さんの杜氏で、熱狂的なファンがいた山本克明さんが、移籍してのスタート。

2019年このニュースが駆け抜けた時の衝撃。

そして初年度の作品を飲んだ時の衝撃は、半端なかったです。
そして、2020年のお正月休みにすぐ蔵訪問したのでした。
《光栄菊酒造蔵訪問記あり》

今思えば、過密スケジュールだったけれど、本当に行っていて良かったの一言に尽きる。
その後の2020年と言えば、コロナコロナコロナコロナ。
4月とかは、日本酒もまともに売れない厳しい時期がやって来るのだから。

2021年になり、コロナが収まったのかと言えば、そうではなく時短要請がまだ出ていて、他府県に行く事が難しいのが現状。
そんな中で今季は減石されている酒蔵さんが多い中、光栄菊酒造さんは増石されている。
初年度が、150石、今季は500石程行くのではないかと言われています。
増石していても全然手に入らないのが、現状。
そんな光栄菊。

衝撃をくらった。「SNOW CRESCENT(スノウ・クレッセント)」
山田錦 うすにごり グレープフルーツチューハイの如く、グビグビ飲める一本。

さらっとミントを浮かべて見ても、美味しい。

「Hello!KOUEIGIKU」雄町
味わい豊かで幅があり、酸できっちり閉めてくれる。育った時がまた美味しいタイプ。

「月光 天然乳酸菌仕込み」広島県八反錦
純米大吟醸
初、スペック。
爽やかな香りと爽やかなのにダイナミックに口の中に広がる酸。

「Anastasia Green」
光栄菊さんのシリーズの中では一番明るい。春らしく爽やかお酒。

光栄菊さんの素敵さを語り出したら、きりがないのだけど、無添加生原酒でそして13度ぐらいの低アルコールで、開栓直後はピチピチと柑橘系が全開で飲みやすく、少し時間が経ってまた花が開いた様に、お酒の本質が出て来る。

生もと、山廃、という既存の言葉や既成概念にとらわれない、山本杜氏独自の「天然乳酸菌仕込み」をはじめ、これからが楽しみで仕方ない。
だけど、もう手が届かない所に行っていて、淋しい。

今、世の中がこんな状況下ですが、また山本杜氏にお会い出来るのを楽しみにしています。と言うか会いたいです。

 

一献うるうる 〒600-8401
京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1
電話番号0753520680
【アクセス】
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地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分