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出羽燦々☆一献うるうるの日本酒

2020年半分が終わり、7月に。
京都の7月と言えば、通常だったら祇園祭の月なのですが、今年は山鉾巡行、神輿渡御中止。
コロナに負けた夏。

2月の段階でお花見は出来るかなと思っていたし、オリンピックも開催しようとしていた訳だから、凄い変化。

祇園祭期間だと思えない位の人の少なさ。多いと多いで、住みにくいよ!!と思ってしまうけど、今はあの賑わいがただただ、懐かしい。

夏酒も色々届いてはいるのですが、今回のお酒は酒米くくりです。

【出羽燦々】吟醸王国 山形県を代表する酒米。華吹雪を父に、美山錦を母に持ち、雑味が少なく、華があって柔らかく幅があるのが特徴。

昔の山形の呼び方【出羽】と、太陽が燦々と降り注ぐ【光輝く】 の意味の【出羽燦々】名前からして、素敵。

酒米【出羽燦々】を使用した2本。

新潟県 高千代酒造さん「Takachiyo<チャプター8>出羽燦々」純米吟醸 無調整生原酒 Takachiyoシリーズは、精米歩合59%(扁平精米)・酵母 協会1801で統一し、米違いで、登場するシリーズ。

今回は、【出羽燦々】 今期からはじめての仲間入り。高千代で出羽燦々はイメージがなかったので、ちょっとびっくり。香りは、メロンぽいけど、口に含むと洋梨のようなフルーティさ。アタックがジワジワと立体的で、綺麗で華やかやけど、キレがめっちゃ良い。

愛知県 丸石醸造さん「二兎 出羽燦々五十五」 純米吟醸 生原酒

二兎のラインナップの中では、一段と華やかに感じる【出羽燦々】 「愛知県の酒蔵さんやのに、なんで山形県の酒米使用しているの?」ってお客様に質問されたりするのだけれど、蔵に伺った時に、品質向上のために山形県の勉強会に参加しているとのお話を伺いました。その縁だとか。

華やかやけど、線は太い。太い中でも甘味しっかりでまろやかで、上品。上品やけど、繊細じゃない。 私の中では、髪の毛クリンクリンのイメージ、でも強いみたいな。やっぱり二兎追うものしか二兎を得ずだなぁと。

酒米が同じでも、蔵、蔵の個性があって面白い。

 

一献うるうる 〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

電話番号0753520680

【7月のお休み☆】26日(日)

【アクセス】

地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口から徒歩5分

阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分

地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

 

 

丸石醸造☆酒蔵訪問 その④

急な階段を降りた後のお話です。
酒母の後は、仕込みの工程です。

昔はホーロータンクで仕込んでいたそうですが…この段階での温度調整もとても大切なのと、10月から4月まで酒造りをしているので、

現在はサーマルタンクで仕込んいます。1週間に2本ずつの仕込み。

タンクの中も見せて頂きました。上にあがるのが怖い事、、、、、

パッションフルーツの甘い香りがバンバンです。

隠し撮りパート②

今期から導入の新しい仲間の中空子フィルター。濾過する機械。風味を残しつつ濾過出来るものらしく、設定を0.45㎛にする事で火落菌を含む細菌も通過させない凄いものだそうです。

上槽。薮田式。

搾りは2日間かけて一昼夜回し。温度を下げて3日以内に詰めます。

パストライザー(瓶火入れを自動化した機械)シャワーを浴びさせて熱殺菌。

丸石醸造さんの目標は1000石かなぁと。毎年少しずつ設備を入れていったので、今の二兎があると。時代によって便利ものをとり入れながら、やっているとの事でした。

試飲のさせて頂きました!!こんなにも二兎が並んでいるのは、贅沢でしかない光景。香り穏やかで、きれいやしでもきれいだけじゃなくて、お米の旨味、ほわっとした甘味にたいして、苦味も心地良くやってきて「二兎」はやっぱり美味しい。

とにかく沢山沢山お話をして頂き、本当に勉強になりました。代表取締役の深田さんがめっちゃくちゃお話が上手で、しかもわかりやすくって、飲食店店員として、とても羨ましいなぁと。

お忙しい所、たくさんたくさんありがとうございました。

おわり☆

 

一献うるうる 〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

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【11月のお休み☆】19日(月)

【12月のお休み☆】2日(日)・24日(日)

 

 

 

 

丸石醸造☆酒蔵訪問 その③

刑事の様に靴にブルーのカバーをし、無菌室へ。
酵母はきょうかい酵母 601,701,901,1401を主に使用し(泡なし酵母)、自社拡大培養。

酵母は斜面培地と呼ばれるもので、保存し使用。
30度の部屋で戻す工程をする。

とても男前の杜氏の片部さん。耳掻き一杯で、1億倍の菌に増殖。

麹室。

カチカチの状態。箱に10キロずつ。明日泊まり込んで完成との事でした。

枯らし。山田の40でカリカリのの状態。これが特徴。こうする事で甘味が残る様になった。山形県の勉強会で学んだ事だそうです。愛知県は温暖な地域なので冬でも湿度が結構あるのでカリカリに乾燥させる事が大事。湿ったまま冷えていくと、余分な菌が増えやすくなったりし、酒質が悪くなるそう。
4年前から、この枯らし場の状態をかえて、毎年一つずつ設備を変化させていっている。一気に変えてしまうと何が良くて何がダメなのかが、わからなくなるから、一つずつとの事。

将来的には、この麹冷却調熱室を冷房設備完備にしたいとの事。

酒母室 部屋は6℃の設定温度。

明日はもっとわいてくる。

布団保温。厳しい環境にしておいて、たまに甘えさせる(布団)そうです。

急な階段を降りている所を隠し撮り。

つづく☆

 

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【11月のお休み☆】19日(月)
【12月のお休み☆】2日(日)・24日(月)

丸石醸造☆酒蔵訪問 その②

愛知県のお昼ご飯を堪能した後は、蔵を案内して頂きました。

ここからは、杜氏片部州光さんより、お話を伺いました。お名前が戦国武将のようで、カッコいい。
イメージの話なんだろうなぁと思うのですが「愛知県のお酒って美味しいの?」と言われる事があるんだって。実際は山と川囲まれた自然が溢れる地域なんですよね。岡崎は御影石の産地で、お昼ご飯を食べに行く車の中からも、石の公園団地とか石のオブジェクト的なものを沢山みました。地盤が固く、超軟水の地域。
良いお水と気候も良いので良いお酒が出来やすく、古くから酒造りが行われています。丸石醸造さんも創業とても古いですもんね。

蔵にお伺いしたのが10月31日(水)。この2日前に初搾りが行われたそう。

日本酒が出来るまでの工程がわかりやすく、表になっていました!!

洗米はウッドソン。2年前より導入。お家で食べるお米を3合研ごうとしても、冬場って水が冷たくって嫌でしかないのに、お酒造りに使われる大量のお米を手作業って、本当に凄い作業だったんだろうなぁと。ウッドソンを導入した事でアミノ酸(雑味)が減ったとの事。

お米を蒸す甑。

蒸したお米を冷ます放冷機。

この後無菌室に入るので、靴をこんな風にカバー。警察みたいです。

無菌室へ。この後、こんなものも見せて頂いて良いの?ってものを見せて頂きました。

つづく☆

 

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【11月のお休み☆】19日(月)

丸石醸造☆酒蔵訪問 その①

10月31日(水)に愛知県岡崎市にある丸石醸造さんに酒蔵訪問に行って来ました。
代表銘柄は「二兎」❮二兎を追うものしか二兎を得ず❯と素敵なコンセプトに、相反する2つの事柄を最高のバランスになるように造られた素敵なお酒なんです。

岡崎市は徳川家康の生誕の地と言う事もあり、「徳川家康」や「三河武士」など地元縁の名前のお酒もあったりします。
創業は1690年(元禄3年)。1690年と言えば徳川5代将軍綱吉の時代。すごーく歴史ある酒蔵です。

今回、丸石醸造さんには、いつもめっちゃめっちゃお世話になっているにしむら酒店の大将に車で連れて行って頂きました。なのでいつも撮っている最寄り駅の写真はありません。最寄り駅はちなみに名鉄東岡崎。
岡崎と言えば八丁味噌の産地。八丁味噌ってなんで八丁味噌って言うのだろうと調べたら、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離の所にある八丁村の味噌蔵で、造っていた事から、その地名をとったんだって。
丸石醸造さんも味噌や醤油を戦前は造られていはりました。

なので敷地がとても広い。

だだ昭和20年の岡崎空襲でかなりの建物を焼失、焼失を免れたのが現在お酒の製造が行われている蔵なのだそうです。

この日は蔵を案内して頂く前に、代表取締役深田英揮さんにお昼ご飯に連れて行って頂きました!!

もちろん八丁味噌煮込うどんです。愛知のうどん、びっくりするぐらいこしがありますね。

味噌かつも食べましたょ。

つづく☆

 

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【11月のお休み☆】19日(月)