月別アーカイブ: 2020年1月

光栄菊酒造☆酒蔵訪問 その③

光栄菊酒造さんは、現在、日下さんと田下さんと山本杜氏と、山本杜氏の下で働きたいと竹鶴さんで蔵人をやっていた奈良から来た方と、4人で蔵の2階に住み込んでいるそうです。後はパートさんの力を借りて、お酒を醸しています。住み込んでいる2階も見せて頂いたのですが、基地みたいなんです。

面白い梁の形

光栄菊酒造さんの建物が歴史のあるものなので、梁などもめっちゃ立派。

2階からみた景色。壮大な男のロマンに一役買っていると思います。

ハーパーさんののし。山本杜氏と仲良しな木下酒造さんの杜氏ハーパーさん。

設備は全国行脚して、一から手に入れる作業も皆様でされていて、タンクは自分たちで色を塗ったり、山本杜氏は酒造りをするか大工になるか、悩んだぐらい手先の器用な方で、色々なものを手作りされているとの事。物を作りが出来る方は、本当に憧れてしまいます。

山本杜氏が作製された棚

初年度の石数は230~250石程。室が大きいので将来的に400石を目指したいとの事。

室は水害の際に被害にあったので、室ごとジャッキで上げたとの事。地元の方の協力があってこそだとお話されていました。佐賀県の酒蔵さんは仲が良いとの事で瓶をどうするか、ラベルをどうするか色々と教えてくれたとの事。全てが本当に一からの挑戦。

ラベルは光栄菊酒造さんがある三日月町にちなんで、三日月が!!!大好きな漫画「3月のライオン」も三日月町だぁと。三日月町が実際にあるのだと、ちょこっと感動。

秘密基地みたいなお部屋で、色々とお話を聞かせて頂き、試飲もさせて頂きました。

つづく☆

一献うるうる 〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

電話番号0753520680

【1月のお休み☆】26日(日)

【アクセス】

地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口から徒歩5分

阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分

地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

 

 

 

光栄菊酒造☆酒蔵訪問 その②

車窓から、見る風景もとても絵になる光栄菊酒造さん。

復活蔵の光栄菊酒造さんは今回ご案内して下さった蔵元日下さん(東京の元テレビディレクター)と専務田下さん(元NHK職員)が、蔵の取材をしたのをきっかけに日本酒の潜在的な需要とこれは自分たちでもやってみたいと言う思いから、立ち上げました。

って一言で言ってしまったらめっちゃ簡単に聞こえますが、苦難の連続だったと言うお話を、日下さんは実に愉快に柔らかな物腰でお話して下さるのでした。

ストーリーがドラマみたいじゃないですか。まったく異業種からの転職。
そしてなんで佐賀なのか?をずーっと疑問だった点は、相棒の田下さんの奥様が佐賀だった事が大きいポイントだと。そりゃ家族がいるとそんな展開になりますよね。
鍋島のあたりに休眠蔵が6件ぐらいあり、その辺りで準備を始めたそうです。

そして誰にお酒を醸して頂くのかと、そこで「風の森」醸造元油長酒造さんを取材させて頂いた関係で、先代の長兵衛さんに頼めたらなぁと。長兵衛さんからもそんな機会があれば声をかけて下さいと言う話になっていた時に、訃報が飛び込んできたとの事、そんな中、愛知県の菊鷹を飲んで衝撃を受け、山本杜氏にお会いしたのが、2017年の春でした。はじめは、愛知県の菊鷹醸造元藤市酒造さんと掛け持ちでお願い出来たらと思っていたそうです。ですが山本杜氏は、新しい土地一本でお酒を醸す道を選ぶのです。

この段階で2年程準備を費やした所が、条件面で折り合いがつかず、流れる形となり、時間が経過したこともあり、その他の眠っていた蔵の免許がなくなってしまうと言う、、、、、

日曜劇場なみの展開。

その後、日下さんは日下さんで、田下さんは田下さんで、色々とつてを辿って探していた所、佐賀県内の建築家さんより、物件を紹介して頂くのでした。

一安心のように見えますが、長く使用されてなかった蔵。痛みがひどかった屋根を全てはりかえたり、設備を一から全国から揃えたり、新たな試行錯誤の日々の始まり。免許の移転が大変だったり、審査に4ヶ月かかったりしてる中で、昨年の夏、九州の豪雨被害によりお酒造りの心臓部分の室が水没するのです。絶対絶命のピンチです。9月の試験醸造をしようと思っていたのも出来ず、山本杜氏は本当に大変だっただろうと。

こ敷地内を大量の水が押し寄せてきたそうです。

めっちゃ素人と目線のお話で恐縮ですが、自分の家のキッチンじゃない所で料理すると上手く出来ない。調味料の場所が違うだけで、味ぶれるし、そんな中、知らない土地で水の資質も違って、データもなくて、設備も今までと違って、【初めて】って困難の連続ですよね。そんな中、試験醸造せずに挑む、本当に凄いです。

日下さんが言うには、山本杜氏は分析に頼らなく味覚のレベルが違うと。

蔵を案内して頂いたのですが、蔵の設備などの写真はNGとの事なので、文章多めの酒蔵訪問です。

つづく☆

一献うるうる 〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

電話番号0753520680

【1月のお休み☆】26日

【アクセス】

地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口から徒歩5分

阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分

地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

 

 

 

 

 

 

光栄菊酒造☆酒蔵訪問 その①

2020年の一発目の酒蔵訪問は、佐賀に行って来ました。

佐賀、思ったより遠かった、、、、笑

佐賀県小城市三日月町 光栄菊酒造さんへ。
《小城》と書いて《おぎ》と読むそうで、《こしろ》だと途中までずーっと思っていたょ。
光栄菊酒造さんは、復活蔵なんです。20年程前にお酒造りをやめ、2006年に廃業した蔵の復活。

復活蔵と言うだけでも、食い付いてしまうのやけど、佐賀県まで言ったのは、山本杜氏なんです。山本杜氏、山本克明さん。

一献うるうるでずーっと追っかけて続けていた愛知県「菊鷹」醸造元藤市酒造さんの杜氏さんだった方。一緒にお酒の会を開催させて頂いたりし、お酒以上にお人柄に惚れた方。
だったので、2019年の夏の終わりに衝撃的はニュースを目にし、「なんじゃそれわーーーーーー!!!!!」と叫んだ。
山本杜氏が佐賀に行くー!!!!! 菊鷹どうなるの????? なんで佐賀?????復活蔵なの!!!!!! そして、光栄菊!!!!!! ❮菊❯繋がりなのは、どんな偶然なんや????
ただただ、気になる事が多すぎた私の夏の終わり。

そこからは、光栄菊酒造さんのInstagramを愛読???って言うか、見させていただいて、ドキドキワクワクの日々を過ごした訳です。

2019年12月末に届いた「光栄菊 SNOW CRESCENT」を飲んで、美味しさが凄すぎて、完落ち。
そしてそして、酒蔵訪問と言う素敵な機会を頂く事が、出来たのです。

佐賀駅には、蔵元 日下さんが迎えに来て下さり、車で向かいました。光栄菊酒造さんのある小城は、羊羹が有名。佐賀銘菓「小城ようかん」4万人程の人口で羊羹屋さんが20軒ぐらいあるそう。佐賀の食文化についてやら、色んな話を伺いながら、蔵に向かいました。

つづく☆

一献うるうる 〒600-8401
京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1
電話番号0753520680
【1月のお休み☆】26日(日)
【アクセス】
地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口から徒歩5分
阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分
地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分