無窮天穏《むきゅうてんおん》
天が穏やかであれば窮する事はない。

深みがある素敵な言葉。素敵な言葉と言ってしまえば、なんだか安ぽく感じてしまいますが、、、、、日蓮宗の経文から抜粋。
島根県出雲の板倉酒造さん「無窮天穏 純米吟醸 生もと造り」
奥出雲産 五百万石使用
飲んだ人の心が穏やかになるようなお酒を目指して造られています。
一献うるうるで初めて出会ったのが、今年の初秋。いつもめちゃくちゃお世話になっている西村の大将が激押ししていて、ひやおろしを飲んだのが初めてでした。
いつも思うのですが、日本にはまだまだ知らない蔵がなんてあるんだろうと。
島根県の日本酒と言えば、辛口でガツガツと味わいが前に来て、良く言えば素朴、ちょっと悪く言えば、雑味が気になるよー!!!と。
この雑味の部分は島根県の気候が大きく関係してる所があって、雨が多く湿気も多いと。そうなると、出麹の際にきっちり乾ききらない。乾ききらないとそこが雑味に繋がると。その雑味を美味しく飲んでもらうために、ガツガツとした辛口のお酒が多いのだと。
通常、麹造りは2日かけて完成するのですが、板倉酒造さんは3日麹なんです。通常より長い時間をかけて造る事により、麹菌が生み出すコクをじっくり引き出し、雑味の少ない味わいに。そこが特徴で生もとだけど、まろやかな酸で、キューと攻めてこない穏やかな酸になっています。トローン感もありガツガツ主張しない仕上がりになってます。
ただ、ちょっと上級者向けの日本酒かなぁとは思いますが。もうちょい飲みこんで勉強したいと思います。
今週末の一献うるうるは、まだ空きがございますので、ご予約お待ちしております。
一献うるうる 〒600-8401
京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1
電話番号0753520680
【11月のお休み☆】14日(日)・24日(日)
【アクセス】
地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口から徒歩5分
阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分
地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分