タグ別アーカイブ: 西出酒造

西出酒造☆酒蔵訪問 その③

試飲もさせて頂きました。

がその前に、こんな面白いものも見ました。

ウィスキーの樽。
樽熟成の可能性も考えてはるそうです。

西出酒造さんは、今、クラウドファンディングで蔵に眠るお酒をどんな風に提供出来るのか!って、面白いチャレンジもされてはります。
10年以上の熟成酒に新酒をブレンドして再発酵させるそうです。めっちゃ面白そう。
新酒では表せない熟成の面白さ、日本酒の可能性が広がる分野だと思います。

試飲では、京都では取り扱いのない「もろみー」なども楽しませて頂きました。
花酵母もやってるそうです。これもまたビックリ。兼六園の桜だそうです。

仕込み水も柔らかくって美味しかった。

この仕込み水を使ってカフェ(蔵CAFEぐるり)もしてはります。水曜と土曜がメインの営業日だそうで、お伺いした日は火曜日だったので体験できず。仕込み水で淹れたコーヒー飲んで見たかったなぁ。

地酒の話、木桶の話、実に色々とお話して頂いて、楽しい時間でした。

妻の加世子さんの素敵な笑顔とか、お母様のほっこりした感じとか、娘ちゃんが帰って来たりとか、家族経営の良さを感じたのでした。そこに義理の弟さん
を含めたメンバーだそうです。

お忙しい中、ご対応して頂き本当にありがとうございました。

 

おわり☆

 

一献うるうる

〒600-8401
京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1
電話番号0753520680
【11月のお休み☆】15日(火)・21日(月)・28日(月)
【アクセス】
地下鉄「四条駅」5番出口から徒歩5分
阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分
地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

西出酒造☆酒蔵訪問 その②

蔵の中を案内して頂きながら、お酒造りのお話を。

仕込み水は、敷地内から採れる井戸水を使用。敷地が凹んだ所にあり、沼地だそうです。元、江沼郡。白山からの地下水で軟水。小松市と言えども、加賀市よりなので同じ小松市の農口さん(農口尚彦研究所)の所とは、水も違うそう。
石川の菊姫さんや手取川さんの所は中硬水。

洗米の後に、お米を蒸すのですが、その甑がアルマイトの甑の中に、更に木の甑が入った二重構造に。
米に水分が均質に行き渡るそうです。こういうシステムはじめて見ました。

そして、その木の甑と木桶を新調。

木桶は酒造りが金属製のタンクが主流になり、木桶を作る職人さんが減り、絶滅の危機に。そんな中、小豆島で木桶職人復活プロジェクトが行われていたりします。
地元の大工さんが小豆島で一から木桶作りを学び、実現しました。

素材も吉野杉とかではなく、県素材を使用。
西出酒造さんは、地元の原材料にこだわり、敷地内の井戸、酵母添加もしながら、昔ながらの製法で造る生もと造り、酵母無添加、県内産のお米を使っています。さらに、地元の木材を木桶や甑に使えば、地域の特徴がでた蔵の個性が光るお酒を生み出せるのではないかと考えています。

「地酒」ってなんだろう?って一種の答えがある気がしました。

そして醪がサラサラになり、火落ち菌もおさえるそうです。

木桶は木目が違うものが2種類ありました。

木桶は通気性も良く、微生物たちが暮らしやすいため、どんな材質の桶より発酵に適しているそうで、今期は仕込んだが販売せず、今後本格的に生産されて行く。西出酒造さんのお酒から木の香りがするのを想像すると、ワクワクする。

放令機はあるが使わずだそうです。蒸し上がった蒸し米はそのまま広げて平たくして扇風機だそうです。

機械になるべく頼らず、手作業。手作業って響きカッコいいですけど、めっちゃ体力がいる作業を家族のみでされてます。

酒造りはまず水もと造りから。御神酒になって神棚に。面白いですね。

 

仕込み蔵

搾りは、昭和31年製の木製の槽搾り。お酒のクラスを問わず全量です。

 

つづく☆

 

一献うるうる 〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

電話番号0753520680

【11月のお休み☆】1日(火)・7日(月)・15日(火)・21日(月)

【アクセス】

地下鉄「四条駅」5番出口から徒歩5分

阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分

地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分

西出酒造☆酒蔵訪問 その①

先日、石川県小松市粟津にある「春心」醸造元、西出酒造さんに行って来ました。

粟津は、温泉地で加賀温泉郷の中でも最も古い1300年以上の歴史をもちます。ただ、廃墟になった旅館もあったりと少し寂しい感じでした。コロナの影響なのか、どうなのか。温泉地って全国的に寂しい所、ドンドン増えてるなぁ。

❮出会い❯

元々、一献うるうるで取り扱う石川県の日本酒を探していて、これや!!っ出会えた蔵元さん。「春心」は、個性的な酸と旨味。口当たりもギユッとしてて、どこか懐かしい感じで、今ぽさと昔ぽさのバランスが面白かった。
そして、凄い小さい復活蔵と言う事。酒屋さんの熱量が凄かった事、色々と興味のある要素が沢山だった。

初めて飲んだのが、今年の1月。トントン拍子で蔵までやって来ました。

❮歴史❯

蔵では、蔵元杜氏西出裕恒さんにお話を伺いました。(五代目当主)

創業 1913年(大正2年) 元々お米屋さんからの転業。109年目。

1996年(平成8年)に経営難に陥り、別の経営者の手に。四代目蔵元のお父様は社員になり、酒銘「春心」は「金紋」に。桶買いを軸足に営業。中学2年生の話。

裕恒さんは、一旦は大学に入学したものの、19歳で大学を中退し、農口尚彦氏の指揮をとっている「常きげん」鹿野酒造で蔵人修行に。

2006年 鹿野酒造を辞する。お父様と働く。

2012年 お父様が倒れる。蔵の経営者から「手を引く」と。

2014年(平成26年) 蔵を買い戻し、五代目蔵元に就任。金紋酒造から西出酒造に戻して、「春心」を造り始めました。

「春心」春を待ちわびる心。北陸のめっちゃ寒い所だからこそ、余計に響く銘柄。

蔵の中に。

つづく☆

 

一献うるうる

〒600-8401

京都市下京区東洞院松原東入ル燈籠町601-1

電話番号0753520680

【営業時間】17時~23時(お料理L.O22時 お酒L.o22時半)

【10月のお休み☆】26日(水)

【アクセス】

地下鉄「四条駅」5番出口から徒歩5分

阪急烏丸線「烏丸駅」から徒歩5分

地下鉄烏丸線「五条駅」から徒歩5分